
現在の仕事に就いた経緯を教えてください。
もともとはWebやマーケティング関連の仕事に従事していましたが、2013年父の他界をきっかけに父が代表を勤めていたビルメンテナンス業の会社を継ぐことになり、37歳以降はしばらく同社の経営とこれまで勤しんできたIT関連事業を並行して行っていました。
しかし2019年頃からだんだんと清掃業の先行きが不透明になり始めたことでM&Aを決意。ビルメンテナンス業の経営から身を引くと共に、IT事業に本格的に身を入れるべく弊社を立ち上げた次第です。
2023.05.16
代表社員 都丸哲弘
wedo合同会社
もともとはWebやマーケティング関連の仕事に従事していましたが、2013年父の他界をきっかけに父が代表を勤めていたビルメンテナンス業の会社を継ぐことになり、37歳以降はしばらく同社の経営とこれまで勤しんできたIT関連事業を並行して行っていました。
しかし2019年頃からだんだんと清掃業の先行きが不透明になり始めたことでM&Aを決意。ビルメンテナンス業の経営から身を引くと共に、IT事業に本格的に身を入れるべく弊社を立ち上げた次第です。
嘘をつかない、借りたものを返す、挨拶をするといった人として当たり前のことをきちんとするということです。世の中を見ていると、嘘をついてダメになる政治家や芸能人、社員の誤魔化しや隠ぺいから傾いてしまう会社が案外多いことに気づきます。
幼稚園の頃はできていた当たり前のことも、大人になるとつい忘れてしまうからです。ただ私はやはり人として基本的なことができていない限り会社経営者として胸を張れませんし、人にも付いてきてもらえないと思っています。
また個人的には、人と会ったり本を読んだりというインプット・アウトプットを確実に定量的にやり続けるということも大切にしています。
私達の若い頃はまだ好景気の名残りがあり、社会へ出るときは皆、夢と希望に満ち溢れていたものでした。一方、これから世に出る若者達と対話していると、皆が社会に対する漠然とした不安を抱えていることに気づきます。
いわば社会に対して幸福と真逆のイメージを持っているのです。では幸福の度合いはどのように決まるのかというと、仕事・仲間・時間・場所の4つに関して自由があれば幸福、逆に制限されれば不幸と感じるのではないかと私は考えています。
つまり、今の若者達は社会に対し「やりたくない仕事をしなくてはいけない」「嫌な人と付き合わなくてはいけない」「時間が奪われてしまう」「自由に移動できない」というイメージを持っているからこそ、幸福を感じづらくなっているのではないでしょうか。
もしそうならば、幸福経営とはこの4要素において個人がある程度自由な選択をできるような環境を作ってあげることです。その実現のために必要なのは、私達のような年配者がこれまでの常識や慣習にとらわれず、若い人達の幸福に必要な要素を真に見極め、しっかりと支援していく姿勢ではないかと思います。
現在の主力事業であるECコンサルティングにより注力していきたいと考えています。また社内的なところで言うと、会社の宝であるスタッフ達がより活躍できるような環境を整えていきたいところです。
個人的には皆に裁量権をより持たせた方が場がうまく回ると感じているため、今後ともなるべく口を出さないように努めつつ、各々に合った仕事内容を割り当て、給与や評価面も整備していきたい所存です。
私達は社会で働く以上、誰もが他人の評価から逃れられません。なぜなら仕事とは、外部の評価があって初めて相応の対価が発生するからです。ただどうしても私達は自分の頑張りを評価してほしいという気持ちが出てしまって、自己評価と他社評価のラインをあやふやにしてしまいます。
要は「自分はやっているのに評価されない!」と思ってしまうのですね。ただ1つ覚えておいてほしいのは、世の中は他者の評価が全てであり、すなわち自分がやっていることを第三者に正当に評価させることも仕事のうちということです。
したがって、評価されないのなら「どうすれば相手に選ばれるようになるか」という点にフォーカスし、日々の仕事を見直すなり、スキルを習得するなり対策を講じるべきです。そこで評価されるような人間になれれば、結果的に幸福の4要素として取り上げた仕事・仲間・時間・場所の自由も獲得できると思います。