2022.07.01

株式会社aun

代表取締役 渡邉創士

株式会社aun

Q

現在の仕事に就いた経緯を教えてください。

調理師として5年程働いていましたが、今後の時代を考えたときに、福祉業界の流れが来るように感じていました。祖母が食べていた病院食がまずそうだったことを思い出し、そういう人にもおいしいもの食べてほしい!と高齢者施設の調理師スタッフの面接を受けに行き、その面接で、委託給食の営業をやらないかと言われました。

戸惑いはありましたが、調理師に飽きているという面があったこと、料理そのものよりも盛り付けが好きだったこともあり、「病院食って面白くないものだからこそ変えられるのでは?」と思い、営業としての入社を決めました。偶然とはいえ、やってみたいこととリンクしていると感じました。しかし、入社するとすぐに医療福祉の人材派遣事業を立ち上げることになり、経験者が誰もいなかったため私が担当になりました。この経験を元に、aunとは別の会社を立ち上げたのですが会社倒産を経験しました。その後一念発起し、aunを立ち上げ今に至ります。

Q

仕事へのこだわり、
新人時代からどういう仕事観を築いてきたのか

一貫して変わらないのは「手の届く人に手を差し伸べる」ということです。大きいことを言って、できないことを言うくらいだったら、私自身がここまではできるという線を引いた段階で実行します。それがいわゆる会社のルールでもあると思っています。

もちろん、私が手を伸ばせる人たちが増える分には当然いいと思っていますが、社員に対してもそうですし、見栄や欲で、差し伸べられない人たちに手を差し伸べているのを見たら、無責任だと思いますので、そこは線引きを徹底しています。無理して手を差し伸べて会社がつぶれるというのが一番の悪だと思うので、なんと言われようがそこの線引きはして基準を付けています。

Q

「幸福」や「幸せ」について、社長ご自身のお考えや、
感じることはありますでしょうか?

私個人で言うと、「刺激」だと思っています。仕事に限らず刺激以上に楽しいものはないと思っています。会社としては、大前提としてはお金がある、生活が成立する、豊かな生活が成立するということが一番だと思っています。そこをうまくミックスさせて私個人、ひいては会社の従業員が、刺激や楽しみをお金に換金できる経営をしたいと考えております。

少し前からアイスクリームの事業を始めたのですが、どれも入り口は楽しいとか、そこに情熱を持っている人がいて、この人とやってみたいなど、人に刺激を受けて、自分や会社の琴線に触れられる、刺激に感じられるものを現金化できたときというのはやはり幸福ですね。

Q

最後に、若者へのメッセージをお願いいたします。

若い世代の方々の才能が各業界の未来を作っていくと私は信じています。もちろん、その一端は私も担っていると思いますし、世代関係なくすべての人が担っていると思います。そのような優秀な方々から私は刺激をもらっていますし、若い方を応援する気持ちと負けたくない気持ちでいっぱいです。若くして同業で起業される方であればライバルですから切磋琢磨したいと思います。また、同業職種へ進む若くて優秀な方には是非弊社で力を発揮してほしいと思っています。