2022.08.17

株式会社東田ドライ

代表取締役社長 東田伸哉

株式会社東田ドライ

Q

現在の仕事に就いた経緯を教えてください。

大学生時代、大学にほとんど真面目に通ってなかったため、就活しても希望の会社には入れなさそうだなと思っていました。なので、そのまま家業に入ろうと思って入社しました。入社後は最盛期の売り上げの半分になってしまったのですが、そこから何とか会社の業績が上向くようにさまざまなことに取り組みました。結果的に、宅配クリーニング事業という形で全国のお客様に対してEC、Eコマースという形でお客様のご自宅にお洋服を宅配便ドライバーが取りに行ってクリーニングを納品するというサービスで現在、会員が22万のサービスを作れるくらいまでになりました。2018年に社長に就任しました。

Q

仕事へのこだわり、
新人時代からどういう仕事観を築いてきたのか

自分自身、あまり感情の浮き沈みがありません。この仕事をしだしてから10年ですが、落ち込んだ日も怒りに満ちた日もあんまりなくて。淡々と目の前にある事実を受け止めて、こなしていくということ。「感情と理論」というのが、私の座右の銘ですが、理論的に論理的に物事を捉えながら、ただ、人の賛同を得たり共感を得るには感情が必要なのでそういう時には演じて熱狂的な自分を演じたりとか、皆さんと目線が近い自分を演じたりしています。そういうふうに感情と理論を切り分けてしていくことが経営者としてはこだわってやっているところですね。

Q

「幸福」や「幸せ」について、社長ご自身のお考えや、
感じることはありますでしょうか?

私は現在32歳で、結婚をして子供が2人います。会社経営もしているので、挑戦的なタイプではあります。飽き性でもあるのですが、常に挑戦できているということが私にとっては、今自分がしていること、自分が置かれている環境に納得しているのかということが個人的な幸福かなと思います。今の自分を受け入れて、納得しているかというところが幸福なのかなと思います。要は自分が主人公となって、先に動けているかということです。問題が起きたとしても自分が動いて起きた問題なら納得できるのですが、油断していて問題に気付かず後手に回ってしまっては後悔をします。自分から行動して今の状況を自分が作り出しているのであれば、悪い状況も良い状況も受け入れるので。それは幸福だなと思っています。

Q

今後の目標について教えてください。

現在、私は第二創業に成功したという立ち位置です。3代目で、先代先々代がやっていた会社を引き継いで、事業の形をEC型にシフトして、10倍ほどに成長させたというのが今の姿です。これからまだまだ仕事をしていく中で、今の単一事業だけで事業がずっと安定するとは思っていません。やはり新規事業をどんどん展開していきたいなと思っています。新たな挑戦がたくさんできる会社でありたいなと思っています。

Q

最後に、若者へのメッセージをお願いいたします。

経営者になりたいという思考をお持ちの方は、成功したいとか金銭的に裕福になりたいとか、そういう欲もあると思います。もしくは自分が実現したいことがあるとかそういうのもあるのではないでしょうか。起業をして、うまくいく捉え方というものが私の中では決まっているなと思っています。頭が良くても、能力や経験があっても経営する起業する成功率にはほぼ関係がありません。経営者になりたいのであればたくさん失敗する覚悟と、チャレンジし続ける精神を持つのが大切です。