2022.08.17

株式会社グレープシステム

代表取締役社長 工藤清隆

株式会社グレープシステム

Q

現在の仕事に就いた経緯を教えてください。

弊社は1991年創業で、私は4代目です。グレープシステムの前身の会社があり、そこに新卒で入りました。そこから5年後に弊社ができました。私が代表になったのは5年程前です。3代目までは創業当時の取締役だった人間が、社長に就任していましたが、社員から社長に就任したケースは私が初めてです。私が代表になるなんて全く思っていませんでした。役職関係なくフランクに付き合えるような雰囲気の会社でした。3代目の社長は実はコンピュータ関係はほとんど知らない方だったので、そういった面では相談を受けたりしていました。ある時私がまだ営業部のマネージャーだった時に「社長になってくれ」という話が出始めました。そこから私が代表になることになりました。

Q

仕事へのこだわり、
新人時代からどういう仕事観を築いてきたのか

お客様から信頼を得るということです。最初は知らない間で始まりますから、そこからどうやって信頼を得るかというところに注力しています。特にOSなどの機器は中が見えないものですから、うまくいかない時にも最後までやりきるように成功に導くようにすることがやはり大切かなと思っています。

Q

「幸福」や「幸せ」について、社長ご自身のお考えや、
感じることはありますでしょうか?

私もずっとこの会社では長い間従業員だったので、従業員として働きやすい環境を作ってもらっていました。そういった環境を作っていくというのが、幸福という意味では、そこに結びつくのかなと思います。もう一つはやはり給与面です。弊社の場合は、自由が利きます。仕事がきちんと進んでいるという前提で、非常に自由の利く勤務体制を作れるようにしてあります。自発的に仕事ができるようにするのも重要だと思います。従業員が仕事の内容がきちんと理解できるという形になるのが、目指すところです。そういった部分が整っていければ、幸福になれるのではないでしょうか。

Q

今後の目標について教えてください。

弊社の場合は人数もそれほど多くないですし、ソフトウェアの会社の大手さんがやっているような、大きいシステムを受注して、それをメンテナンスしたりサポートしながらやっていくというやり方はできません。どちらかというと、メーカーさんに対して、技術協力なりそのメーカーさんの製品とか物を作る上での手助けという部分をきっちりしてあげられるようにやっています。状況が変わると、やらなくてはいけない内容も変わっていきます。そこを少し先取りしてきちんとそのメーカーさんに対して提案し、製品や技術力を使っていただけるように、得意分野を増やすことが目標です。

Q

最後に、若者へのメッセージをお願いいたします。

失敗を恐れずチャレンジしてみるのがいいと思います。失敗を重ねていき、やり方なり技術力、コミュニケーション能力もなども付いていくと思うので、何か自分から率先してそういうところに入っていくということを、やってみられたらいいのではないでしょうか。