
現在の仕事に就いた経緯を教えてください。
私は2007年に財政破綻した北海道の夕張市出身で、2016年にUターンで起業しました。財政破綻後の夕張は、171床を有する市民病院がたった19床のクリニックに建て替えられるといった医療問題を抱えており、緊急時に救急車を呼んでも間に合わないという事態が発生していました。
私自身、複数の知人がそのような経緯で命を落としてしまったことを受け、体調の異変を自らで察知できるようなセンサーを開発できれば、危機的状況になる前に病院へ足を運ぶことができるのではないか、そしてそれは予防医療の普及にも繋がるのではないかという思いから創業に至りました。