2022.08.17

合同会社revive

代表者 西尾昌樹

合同会社revive

Q

現在の仕事に就いた経緯を教えてください。

新卒で金融機関に勤めておりました。そこで全国一位の営業成績をとり、最年少で東京支店長になり、その後コンサルタントとして独立したというのが経緯です。

社歴的にはまだ7年目ですが、私自身はM&Aに携わって約10年です。その中で会社を買ってくださったクライアントに、役員で入ってくれないかと言うオファーがあり、私も実業もやってみたいなと思い、それを受けてとある企業さんの役員にならせていただきました。今度は東日本大震災が起き、その会社が立ち行かなくなったので、私が代表となり事業再生をやっていくことになりました。

結果的にはその会社は民事再生をかけて事業売却をして終了させたのですが、その後、民事再生のスポンサーを探している時に、出会った方に誘われて上場企業の事業再生をやる事になり、1年間その上場企業の中でそういうお手伝いをした後に作ったのがこの合同会社reviveという会社です。

Q

仕事へのこだわり、
新人時代からどういう仕事観を築いてきたのか

最小限の労力で最大限のリターンを得るということを一つの目標には掲げています。私が過去にやっていた時は、最小限の労力で最大限のリターンって思っていても、物理的な仕事が溜まれば絶対残業が増えていきます。

その時、やらされ仕事ではなくて、やっている仕事を自分が楽しんでいるのでパフォーマンスも高いですし、不平不満は無いと思っています。不平不満を言うのは、主に会社や上司に対していわゆる他責になってしまっているので、自責になるようなぐらいまでやるとそういったことが無くなるのではないでしょうか。人より残業して人と同じ、あるいは何十%増しのパフォーマンスを出したとしても、それは別に物理的な時間の影響であり、彼の優秀さや能力が上がったことにはならないと思うので、最小の労力というのはそういう意味では掲げています。

Q

「幸福」や「幸せ」について、社長ご自身のお考えや、
感じることはありますでしょうか?

お金ではない事は確かですね。新卒の時に入社した会社は、当時上場企業でした。そこの社長に言われたのは、「手段としてのお金を得ることは良くない。ただ目的を叶える為の道具としてのお金というのは持てるだけ持て」という教えがあり、その言葉に感銘を受けました。現代社会において、お金、信用等が不足して、自分の思い通りの選択ができないことが多々あると思います。幸福とは人それぞれだと思いますが、私が思う幸せは、自分が思う選択肢を選べるようになることかなと思います。

Q

今後の目標について教えてください。

弊社はM&Aのアドバイザーという仕事をしているのですが、同業他社と比較して少し違う特色と言うのが自分たちでも会社を買収したりすることです。第三者のコンサルと言う基本的な外注先の第三者であるけど、私たちは買収したことがある、売却したことがある当事者としてお客様と接することを一つ掲げております。その中で、今とある会社を買収しようと進めている最中なのですが、買えたらその会社を上場までさせたいなというのが今後の目標です。

Q

最後に、若者へのメッセージをお願いいたします。

自己主張というのをはき違えないで貰いたいという部分と、それがきちんと分かって来た時には存分に自己主張して行ってほしいと思います。それは個性ではあるので、私はサラリーマン時代に全国ナンバーワンにはなりましたが、社長に「私みたいなやつが会社に10人いたら会社潰れる」というような事を言われたことがありました。数字は上がるけど会社のルールを無視してでも様々な事をやろうとしていた時に、一人では問題ないけど10人も20人もいれば会社というルールの統制がとれないという意味で良くないと言われました。ですが、それくらいまでやると評価していただけました。

まずは、言われたことをきちんと行う。その仕事がきちんとできたときには、根拠が無い自信でもいいので自らの考えで仕事に自分のエッセンスを追加していく。そうしていくと仕事の楽しみが増え、成長につながっていくと思います。自己主張するためには当然成果が伴ってないと誰も聞いてくれないので、そういうとこまで自分の仕事と向き合って貰えたら自ずと代替のないオンリーワンの存在になると思います。