2022.12.13

コーキマテリアル株式会社

代表取締役 犬伏博明

コーキマテリアル株式会社

Q

現在の仕事に就いた経緯を教えてください。

弊社は大正12年に工業用ゴムの製品を扱う会社として、私の祖父の叔父によって大阪は江之子島に発足され、当時は「工機ゴム洋行」という名前でした。第二次世界大戦の影響で一旦業務を停止したものの、祖父が会社を引き継ぐ形で昭和23年から始めたのが、弊社の前身会社である「工機ゴム営業所」になります。

私は生まれた頃からゴムホースやゴム板などのゴム製品に囲まれて育ち、いわばゴムが私のおもちゃでした。大学卒業後もゴムに関わる仕事がしたいと考え、自動車関連部品やゴムシートなどを取り扱う「タイガースポリマー株式会社」にてセールスエンジニア職に従事しました。

その後、4代目として代表に就任した際、「ゴム以外にも、世にある素晴らしい素材(マテリアル)を取り扱う会社」という意味を込めて「コーキマテリアル株式会社」と社名変更致しました。弊社は来年で100周年を迎えますが、創業当初より変わらず、あらゆる種類のゴム製品・パーツを取り扱い、消防業界や水道業界、醸造所、一般家庭など、幅広い場にてご活用頂いています。

Q

仕事へのこだわり、
新人時代からどういう仕事観を築いてきたのか

幼い頃から新しいゴム製品のアイディア膨らまながら、自分なりに試作を重ね「ゴム素材をもっと人の役に立てるような生活用具に活用したい」と考えてきました。その思いがあったからこそ生まれたのが、『ラブラックス』シリーズです。開発のきっかけは、私が阪神大震災でボランティアを行っていた際、同じくボランティア活動で足がすっかり疲弊し、立てなくなってしまっている若い男性を見かけたことでした。

「足をほぐせるようなマッサージ器があればいいんだけど」というお医者様の声と、昔から自宅にあったゴム製の肩たたきの記憶がリンクし、是非ともお役立ちできる商品ができればとの思いから開発に至りました。このように弊社のゴム素材・製品をもって皆様のお役に立ちたい、ひいては現代のストレス社会に貢献していきたいという思いは今も先も変わりません。

Q

「幸福」や「幸せ」について、社長ご自身のお考えや、
感じることはありますでしょうか?

ロシアとウクライナとの戦争や、アフリカの飢餓問題など、胸の痛くなるようなニュースばかりが続いていますが、私は原爆を経験し、戦後復興した工業大国日本だからこそ、平等に幸せを分かち合える世を作るために何かができるのではないかと思います。

自動車業界や電機業界などで多数活躍される方がいらっしゃる中で、私もゴム素材をもって、それこそ「孫の手」のように人の生活に優しく働きかけたり、かゆいところに手が届くような製品を生み出し、皆さんの心をほぐしていけたらと思います。私の子供の代、孫の代になれば製品もどんどん進化するでしょう。ひいてはお金儲けだけでなく、本当の幸せを皆が享受できるような世界を作るための一翼であり続けたいと思います。

Q

今後の目標について教えてください。

大学生と接する機会があると、「どんな夢を持っているの」と尋ねるようにしています。しかし10人いれば、はっきりと答えられるのは僅か1~2人程度です。おそらく残りの方もやりたいことはあるものの、明確に言語化できないのか、あるいは恥ずかしくて口に出せないのかもしれません。おそらく小さい頃はもっと単純に「俳優になりたい」「ダンサーになりたい」と言えたでしょうし、私達が学生の頃は100人いれば100人が何らかの将来像を口にしたものでした。

そう考えると、不安定な社会情勢や暗いニュースばかりで、若者がいろいろと考えすぎてしまい、夢を持てなくなってしまったのかもしれないとも思います。私自身、今後とも若者が明るく未来を語れるような世の中を作るために尽力していくと共に、是非とも皆さんにも小さな単純なもので構わないので、何らかの夢を持ってもらい、それに向かって行動してもらいたいなと思います。

Q

最後に、若者へのメッセージをお願いいたします。

大学生と接する機会があると、「どんな夢を持っているの」と尋ねるようにしています。しかし10人いれば、はっきりと答えられるのは僅か1~2人程度です。おそらく残りの方もやりたいことはあるものの、明確に言語化できないのか、あるいは恥ずかしくて口に出せないのかもしれません。おそらく小さい頃はもっと単純に「俳優になりたい」「ダンサーになりたい」と言えたでしょうし、私達が学生の頃は100人いれば100人が何らかの将来像を口にしたものでした。

そう考えると、不安定な社会情勢や暗いニュースばかりで、若者がいろいろと考えすぎてしまい、夢を持てなくなってしまったのかもしれないとも思います。私自身、今後とも若者が明るく未来を語れるような世の中を作るために尽力していくと共に、是非とも皆さんにも小さな単純なもので構わないので、何らかの夢を持ってもらい、それに向かって行動してもらいたいなと思います。